結論からいうと、楽天モバイルの最安値価格は、月額525円(税抜)です。
ものすごく安いですが、この最安値プランは「データSIM」という通話ができないプランです。そのため、緊急時に110番や199番などの電話や、仕事の電話はできないというデメリットがあります。
- 「通話もしたい!」
- 「ネットも利用したい!」
- 「速度制限時もある程度ネットを利用したい!」
という方は「スーパーホーダイ」というプランがおすすめで、月額は980円〜2,980円です。条件によって価格が変わるので、この記事で詳しく解説していきます。
[ad1]楽天モバイルで一番安い月々の契約プランの内容について
楽天モバイルは、「スーパーホーダイ」という楽天会員ランクによって割引が適用されるプランと、「組み合わせプラン」という価格が安いけど割引がなく、速度制限がかかると200kbpsと、ネット通信がかなり遅くプランがあります。
まずは「スーパーホーダイ」と「組み合わせプラン」のそれぞれの最安値を解説します。
スーパーホーダイのプラン価格について
スーパーホーダイのプランはS、M、L、LLという4つのプランに分かれていて、それぞれひと月に利用できるデータ通信量が決められています。それぞれのプランでは、基本料金が決められていますが、楽天会員ランクによって1年目の料金が異なります。
楽天会員であれば、無条件で基本料金から1,500円割引、楽天会員のダイヤモンド会員ランクであれば、さらに500円割引になり、1年目は基本料金から合計2,000円割引の月額料金で利用することができます。
2年目以降は一律で基本料金になります。各プランの月額料金は下記のとおりです。
■プランS(2GB/月)
利用年数 | ダイヤモンド会員 | 楽天会員 | 楽天会員以外 |
1年目 | 980円 | 1,480円 | 2,980円 |
2年目以降 | 2,980円 | 2,980円 | 2,980円 |
■プランM(6GB/月)
利用年数 | ダイヤモンド会員 | 楽天会員 | 楽天会員以外 |
1年目 | 1,980円 | 2,480円 | 3,980円 |
2年目以降 | 3,980円 | 3,980円 | 3,980円 |
■プランL(14GB/月)
利用年数 | ダイヤモンド会員 | 楽天会員 | 楽天会員以外 |
1年目 | 3,980円 | 4,480円 | 5,980円 |
2年目以降 | 5,980円 | 5,980円 | 5,980円 |
■プランLL(24GB/月)
利用年数 | ダイヤモンド会員 | 楽天会員 | 楽天会員以外 |
1年目 | 4,980円 | 5,480円 | 6,980円 |
2年目以降 | 6,980円 | 6,980円 | 6,980円 |
※表示料金は全て税別です
上記がプランごとの基本料金で、全プラン共通で通話料10分まで通話料無料、10分以降は10円/30秒です。
スーパーホーダイで一番安い契約プラン
前述のように、スーパーホーダイで一番安いのは、プランS(2GB/月)を楽天会員のダイヤモンドランクで利用するパターンです。
ただし、楽天会員のダイヤモンドランクになるには、半年内に楽天ポイントを4,000ポイント、かつ30回以上ポイントを獲得、かつ楽天カードを保有という条件を満たす必要があります。
そのため、すぐにダイヤモンドランクの会員になるのは現実ではありません。具体的にいうと、半年間に楽天市場で楽天カードを使って20万円のお買い物をしたらやっと達成できるランクです。
※キャンペーンなどでもらえる「期間限定ポイント」は、会員ランクの判定対象外なので、通常ポイントで4,000ポイント以上獲得する必要があります。
これらを踏まえると、現実的な安いプランとしては、プランS(2GB/月)を楽天会員として利用するパターンです。楽天会員であれば登録無料で誰でもすぐに会員になることができます。
もし2年間利用した場合は、下記のような料金になります。
利用年 | ダイヤモンド会員 | 楽天会員 | 楽天会員以外 |
1年目 | 980円×12ヵ月 =11,760円 |
1,480円×12ヵ月 =17,760円 |
2,980円×12ヶ月 =35,760円 |
2年目 | 2,980円×12ヶ月 =35,760円 |
2,980円×12ヶ月 =35,760円 |
2,980円×12ヶ月 =35,760円 |
合計 | 47,520円(最安値) | 53,520円 | 71,520円 |
※表示料金は全て税別です
上記のように、楽天会員とダイヤモンド会員の差は6,000円です。
前述のとおり、ダイアモンドランクをキープするためには楽天市場などでお買い物をしてポイントを獲得し続ける必要があります。
無理やりダイヤモンドランクになるより、楽天会員でプランSを利用した方がお得です。
組み合わせプランのプラン価格について
組み合わせプランは、スーパーホーダイよりも基本料金が安いですが、割引特典がなかったり、速度制限がかかると200Kbpsになるなどの特徴があるプランです。
料金は下記のとおりです。
プラン | 通話SIM | データSIM (SMSあり) |
データSIM (SMSなし) |
ベーシックプラン | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GBプラン | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GBプラン | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GBプラン | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GBプラン | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GBプラン | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
※表示料金は全て税別です
スーパーホーダイとは違い、楽天会員ランクなどは関係なく、誰でも上記の料金で契約することができます。
組み合わせプランで一番安い契約プラン
組み合わせプランの場合、一番安いプランはベーシックプランのデータSIM(SMSなし)です。
しかし、ベーシックプランの最大通信速度は常に200kbpsです。
200kbpsでは、SNSやネットサーフィンをするときにさえストレスがかかるレベルの速度のため、データSIMというネット通信専用SIMで利用するのはかなり無理があります。
もしLINEやGmailなどだけで利用するという方であれば、ベーシックプランのデータSIM(SMSなし)でもいいかもしれません。ネットをストレスなく利用したいのであれば、最低でも「3.1GBプラン」がオススメです。
ベーシックプランと、3.1GBプランの年間利用額は下記のとおりです。
プラン | 通話SIM | データSIM (SMSあり) |
データSIM (SMSなし) |
ベーシックプラン | 1,250円×12ヵ月 =15,000円 |
645円×12ヵ月 =7,740円 |
525円×12ヵ月 =6,300円(最安値) |
3.1GBプラン | 1,600円×12ヵ月 =19,200円 |
1,020円×12ヵ月 =12,240円 |
900円×12ヵ月 =10,800円 |
※表示料金は全て税別です
組み合わせプランで一番安いのは、上記のようにベーシックプランのデータSIM(SMSなし)です。ただし、通話はできないので注意しましょう。
通話+ネット通信が可能なもので一番安いのは、ベーシックプランの通話SIMです。ただし、こちらも最大通信速度は200kbpsなので、動画などの視聴には適していません。
最安値プランで問題なくストレスなく利用できるのか?
スーパーホーダイと組み合わせプランのそれぞれの最安値をまとめると、下記のとおりです。
最安値プラン | 最安値 |
スーパーホーダイ 「プランS(2GB/月)ダイヤモンド会員」 |
■1年目 11,760円/年 |
■2年目 35,760円/年 |
|
組み合わせプラン 「データSIM(SMSなし)」 |
6,300円/年 |
たしかに一般的なスマホと比べると格安です。しかし、場合によって通信速度でストレスが貯まる可能性があるので、それぞれの通信速度のルールについて解説していきます。
スーパーホーダイで速度制限になった場合
「スーパーホーダイ」は、プランごとのギガ数を使い切り速度制限がかかったとしても、最大で1Mbpsでネットが使い放題です。
たとえば、最安値のプランS(2GB/月)で2GBすべてを使い切って速度制限がかかった場合も、速度制限が解除されるまでの間、最大1Mbpsの速度でネット通信ができるということです。
ただし、ネットが混雑する時間帯(12:00~13:00、18:00~19:00)は最大300kbpsです。
では、1Mbpsとはどれくらいの速度なのか?とうと、1Mbpsでストレスなく利用できるものと、ストレスがかかるくらい遅くなるものをまとめました。
通信環境にもよりますが、参考にしてください。
快適度 | 利用内容 |
快適 |
|
やや難あり |
|
利用は厳しい |
|
動画を頻繁に見るわけではなかったり、自宅に別でWi-Fiを設置してある場合は特に問題ないでしょう。
組み合わせプランで速度制限になった場合
組み合わせプランの最安値プランである、ベーシックプランでの通信速度は常に200Mbpsです。その他のプランでも利用上限を超えると、速度制限がかかり200Mbpsまで速度が落ちます。
200Mbpsの速度では何ができて、何ができなくなるのか?というと、下記のとおりです。
快適度 | 利用内容 |
快適 |
|
やや難あり |
|
利用は厳しい |
|
基本的には、LINEやメールなどテキストベースの軽いデータのやりとりしかできないと考えた方がいいでしょう。
楽天モバイルでは、速度制限がかかるため、組み合わせプランよりもスーパーホーダイをオススメしています。
実際に使っているユーザーの口コミを紹介
ここまで楽天モバイルの最安値価格や、通信速度について紹介してきました。
次は実際に利用しているユーザーのリアルな感想を紹介します。Twitterで投稿されている楽天モバイルに関するポジティブな口コミと、ネガティブな口コミの両方を紹介します。
ポジティブな意見・口コミ
ポジティブな口コミで多かったのは、スーパーホーダイの速度制限時の1Mbpsについてです。「速度制限かかっても以外と使える!」という口コミが多く見られました。
どんなときもwifiが酷すぎて解約したが、楽天モバイルは速度制限値は1M
意外と動画も見れるんだな#どんなときも— C203 (@tokyogatebridge) March 30, 2020
どんなときもWiFi のおかげで楽天モバイルの通信量使い果たして低速モードに…
それでも体感ではどんなときもWiFi の100万倍通信速度でてる。#どんなときもWiFi #株式会社グッド・ラック pic.twitter.com/xt4WOerzK9— だぶる (@oM71Jqeeldw2sn) March 29, 2020
mineoはすごく良かった!でも最低速度1Mに惹かれて楽天モバイルに浮気しちゃいました。速度制限時間帯以外は大方満足です。
— mak (@ln_ni) March 29, 2020
●楽天モバイル半年間使った感想
・回線速度不満無し(大阪市)
・月1080円しかかかってない
・通話無料(アプリ使用時)
サイコー— うけがわ (@ukgw0704) March 25, 2020
最高速度は他社より圧倒的に遅いけれど、この時間に通信制限掛かっても漫画読めるのって楽天モバイルだけだよなぁ
— レトロン (@retroshogi) March 24, 2020
ネガティブな意見・口コミ
一方でネガティブな口コミでかなり多かったのは「お昼の時間帯は通信速度が遅い」というものでした。
https://twitter.com/mino7r86_G8188/status/1244125068000546816
さらば楽天モバイル、昼の通信速度の遅さに我慢できない。
今までありがとう、でもあまりにも今週の金曜の昼は遅すぎたよ— まー (@yamakou_v3) March 28, 2020
https://twitter.com/__yuuk1/status/1242685969054093314
https://twitter.com/akg_lien/status/1243019371049390081
昼休みは楽天モバイルの速度制限でなんもできないな
並速モード用(高速とは言えん)のパケット切れが痛い— みやもと[DKR] (@miya_dkr) March 24, 2020
どんな人に楽天モバイルの最安値プランが向いているのか?
楽天モバイルは価格が安く、お手軽に利用することができますが、実際に購入して後悔しないかどうかは、本人の利用用途によります。
口コミでも紹介したとおり、「よかった!」という意見と、「最悪!」という意見があります。これは本人の利用用途によるといってもいいでしょう。
次に、どういう人が楽天モバイルの最安値プランに向いているのか?というのを解説します。
スーパーホーダイの最安値プランに向いている人
まずスーパーホーダイの最安値プランであるプランS(2GB/月)は、日常的にスマホを利用していて、月額料金を抑えたい方に向いています。
最安値を再度紹介しておくと、下記のとおりです。
利用年 | ダイヤモンド会員 | 楽天会員 | 楽天会員以外 |
1年目 | 980円×12ヵ月 =11,760円 |
1,480円×12ヵ月 =17,760円 |
2,980円×12ヶ月 =35,760円 |
2年目 | 2,980円×12ヶ月 =35,760円 |
2,980円×12ヶ月 =35,760円 |
2,980円×12ヶ月 =35,760円 |
合計 | 47,520円(最安値) | 53,520円 | 71,520円 |
スーパーホーダイの最安値の特徴をまとめると下記のとおりです。
- 通話もネットでも利用可能
- 国内は10分以内通話料無料
- 2GB/月まで利用可能
- 速度制限がかかっても最大1Mbps
- 解約時の違約金がない
【デメリット】
- 混雑時は速度が300kbpsまで落ちる
- 速度制限がかかると高画質で動画などの視聴は厳しい
つまり、スマホは日常的に利用するけど、頻繁に動画を視聴したりウェブサイトを閲覧することがなく、速度制限時に不便を感じない方におすすめです。
「毎日動画をみる」、「スマホで動画をアップロードしている」というように、スマホで仕事をしていたり、情報収集をしている方は、速度制限がかかるとかなりストレスが溜まるため、オススメできません。
組み合わせプランの最安値プランに向いている人
組み合わせプランの最安値は、ベーシックプランのデータSIM(SMSなし)です。
プラン | 通話SIM | データSIM (SMSあり) |
データSIM (SMSなし) |
ベーシックプラン | 1,250円×12ヵ月 =15,000円 |
645円×12ヵ月 =7,740円 |
525円×12ヵ月 =6,300円(最安値) |
3.1GBプラン | 1,600円×12ヵ月 =19,200円 |
1,020円×12ヵ月 =12,240円 |
900円×12ヵ月 =10,800円 |
データSIMでは、通話はできずデータ通信のみになります。ただし、LINE通話などのアプリ通話は可能です。
しかし、ベーシックプランの場合は最大速度が200kbpsなので、動画視聴やアプリダウンロードは常に厳しいと思っておいた方がいいでしょう。
そのため、ベーシックプランに向いている方は、LINEやGmailなどのテキストベースの通信のみ利用する方にはオススメです。もしくは、自宅にWi-Fiがありスマホ自体の通信速度は気にしない人にオススメです。
まとめ:楽天モバイルの最安値まとめ
結論をまとめると下記のとおりです。
【スーパーホーダイの最安値】
プラン:プランS(2GB/月)
月額料金:980円(税抜)
※ダイヤモンド会員の場合
※2年目以降は一律月額2,980円(税抜)
【組み合わせプランの最安値】
プラン:ベーシックプラン、データSIM(SMSなし)
月額料金:525円(税抜)
値段だけみるとかなりお得ですが、それぞれの仕様については注意しましょう。たとえば、組み合わせプランの最安値であるデータSIMは、電話通信ができないので、緊急時に救急車や、仕事の電話をかけることはできません。
もし価格を安く抑え、電話もネットもある程度利用したいのであれば、スーパーホーダイのプランSがオススメです。楽天会員に無料登録すると1年目は1,500円割引になるので、契約する前に楽天会員になっておきましょう。
コメント