電子マネーを利用していると「あ!残高がなくなってた…」ということがよくありますよね。その度にチャージをするのは手間だと思います。
特に楽天Edyカードの場合は、チャージ後にFamiポートなどで「受け取り」をする必要があります。今回はチャージの手間を減らせる「オートチャージ設定」について解説していきます。
楽天Edyの種類によってオートチャージ設定の方法や必要なものが違うので、表にしてわかりやすく解説していきます。
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楽天Edyオートチャージを利用するメリット
まずは簡単に楽天Edyオートチャージを利用するメリットについて解説します。
チャージする手間が省ける
楽天Edyはチャージして利用するタイプの電子マネーです。
楽天Edyは1回のチャージで25,000円分までチャージすることができ、最大50,000円までチャージすることができます。
そのため、チャージした分の金額がなくなってしまったら、再度チャージする必要があります。
2020年3月中旬現在の時点で一番便利なのは、Androidのおサイフケータイ対応の楽天Edyです。
iPhoneの場合は、FeliCaやパソリという電子マネーがチャージできる別売りの機械を用意する必要があります。
その他の楽天Edyでは、チャージをした後にファミリーマートの店頭にある「Famiポート」で受け取る必要があるなど、そもそもとしてチャージ分の受け取りに手間がかかるのです。
それぞれの端末でのチャージ方法は公式サイトで確認できます。
オートチャージ設定をしていると、設定金額以下になったときに自動で指定金額がチャージされるので、自分でチャージする必要がなくなります。
オートチャージでポイントがもらえる
電子マネーのチャージではポイントがもらえないことが多いですが、楽天Edyはオートチャージに楽天カードを利用していると200円ごとの1ポイントがもらえます。
チャージした楽天Edyをお店で利用すると200円ごとに1ポイントがもらえるので、合計で200円ごとに2ポイントがもらえるというメリットがあります。還元率としては1.0%ですね。
その他楽天Edyと相性の良いおすすめのクレジットカードとしては、年会費無料かつポイント還元率1.2%のリクルートカードがおすすめです。
楽天Edyのオートチャージに設定するクレジットカードによっては、ポイントがもらえないクレジットカードもあるので注意しましょう。
おすすめのクレジットカードは「楽天カード」もしくは「リクルートカード」です。
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楽天Edyオートチャージを設定する方法
楽天Edyのオートチャージですが、すべての楽天Edyでオーチャード設定できるわけではありません。
オートチャージできる楽天Edyと、できない楽天Edyがあります。
また、オートチャージ設定の方法・オートチャージ自体の方法なども違うので解説していきます。
オートチャージ設定ができる楽天Edyの種類
オートチャージができる楽天Edyの種類は下記のとおりです。
- 楽天Edy機能付き楽天カード
- おサイフケータイ(Android)
- iPhone+楽天Edyカード
つまり、キーホルダータイプの楽天Edyや、楽天Edyカードのみなどでは、オートチャージすることができません。
また、それぞれの楽天Edyではオートチャージの方法や設定に必要なものも変わってきます。
楽天Edyの種類 | 設定に必要なもの ※カッコ内は設定場所 |
オートチャージの方法 |
楽天Edy機能付き楽天カード | Edy付き楽天カード (楽天e-NAVIから) |
オートチャージ対応の加盟店でのお買い物時に、設定金額以下になるとチャージ |
おサイフケータイ(Android) | おサイフケータイ対応のスマホ (おサイフケータイアプリから) |
1時間に1回残高確認し、設定金額以下のになるとチャージ |
iPhone+楽天Edyカード | ・パソリなどの別売り機械 ・楽天Edyカード (パソコンもしくはアプリから) |
2時間に1回残高確認し、設定金額以下のになるとチャージ |
上記のようにおサイフケータイ対応のスマホであれば、アプリから設定できて簡単です。
一方でiPhoneの場合は、FeliCaやパソリといった別売りのカードリーダー機械が必要です。
楽天Edy機能付き楽天カードの場合、楽天e-NAVIという会員サイトで設定できますが、「チャージできる場所は、オートチャージに対応している店舗で設定金額以下になったとき」という制限があります。
そのため、一番のおすすめはおサイフケータイ版の楽天Edyです。
楽天カードのEdyにオートチャージ設定する方法
楽天Edy機能付きの楽天カードのオートチャージ設定は、楽天カード会員の専用サイトである楽天e-NAVIでおこなうことができます。
上記の「Edyオートチャージ」をクリックすれば、あとは手順に沿って設定することができます。
具体的な手順までの流れをステップにすると下記のとおりです。
- 楽天Edy付きの楽天カードを用意する
- 楽天e-NAVIにログインする
- メニューから「Edyオートチャージ」をクリック
- 「Edyオートチャージ設定を変更する」をクリック
- オートチャージ条件を入力後に申込む
- Famiポートなどで設定を反映させて完了
デメリットとしては、すべての店舗でオートチャージが発動するわけではないという点です。
設定した金額になり、オートチャージが発動する条件として、「オートチャージ対応の店舗で設定金額以下になる」という条件があります。
オートチャージ対応の店舗は一応約150,000店舗以上あるので困ることはないですが、加盟店でも一部対応していない店舗もあるので注意が必要です。
Android版Edyにオートチャージ設定する方法
Androidでは「おサイフケータイ」のアプリ対応機種であれば、楽天Edyのオートチャージをスマホ一台でおこなうことができます。
おサイフケータイの場合、下記の3つのいずれかを選んでオートチャージの設定ができます。
- クレジットカードでのチャージ
- 楽天IDでのチャージ
- 銀行口座振替でのチャージ
設定の具体的な手順は下記のとおりです。
- 楽天Edyのおサイフケータイアプリを開く
- 「詳細を見る」(もしくは右上の歯車マーク)をタップ
- 「チャージ設定」をタップ
- 「オートチャージ設定」をタップ
- 「オートチャージ設定・変更」をタップ
- オートチャージの条件を設定
- オートチャージの設定申込み完了
おサイフケータイ版のオートチャージの場合は、残高が1時間ごとに確認され、もし設定金額以下になっていた場合は自動的にチャージがおこなわれます。
スマホひとつで設定でき、チャージも定期的におこなってくれるので一番おすすめな方法です。
iPhone版Edyにオートチャージ設定する方法
iPhone版の楽天Edyアプリでもオートチャージ設定ができますが、別売りの「パソリ」という機械が必要になります。値段はだいたい4,000円くらいです。
ただし、このパソリ対応の楽天Edyアプリは2021年にサービスが終了することが決まっています。
もしかすると別のアプリが登場するのかもしれません。
そのため、今回紹介するiPhoneを使った楽天Edyのオートチャージ設定方法は、2020年3月中旬現在の情報だということを前提にしてください。
- 楽天Edyカードとパソリを用意する
- iPhoneの楽天Edyアプリを開く
- 設定メニューを開く
- 「チャージ設定」をタップ
- オートチャージの条件を設定
- 申込み後に設定完了
2時間ごとに残高が確認され、設定金額以下になっているとチャージがおこなわれます。
ただし、オートチャージを発動させるには、通信のために常に「楽天Edyカード」と「パソリケース」と「設定をしたiPhone」を一緒に持ち歩く必要があるので注意しましょう。
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楽天Edyオートチャージを設定する前に知って欲しいこと
楽天Edyにオートチャージ設定をするのは、紹介したとおりそれほど難しくありません。設定が完了すると、設定を解除するまで条件が揃うと自動的にチャージされるようになります。
便利な反面、注意点もあるので解説していきます。
オートチャージの解除方法について
オートチャージの解除方法は、「Famiポートで解除する」、「パソリなどの端末で解除する」、「アプリ上で解除する」など、設定した方法とは逆のステップで解除する必要があります。
楽天Edyの種類 | 解除方法 |
楽天Edy機能付き楽天カード | Famiポートで解除 |
おサイフケータイ(Android) | アプリ上で解除 |
iPhone+楽天Edyカード | パソリを使ってアプリで解除 |
上記のように、楽天Edy機能付き楽天カードの場合は、わざわざファミリーマートのFamiポートで手続きをしなければ解除できません。
つまり、オートチャージを設定するときも、解除するときもファミリーマートに行く必要があるということですね。
おサイフケータイの場合はスマホアプリ上で解除できますが、楽天Edy機能付き楽天カードを利用している方は、これを理解したうえでオートチャージを設定しましょう。
楽天Edyにチャージしたお金は現金に戻せない
そして最も注意が必要なのは、楽天Edyにチャージしたお金は現金に戻せないという点です。
楽天Edyには最大で50,000円分のチャージをおこなえますが、「チャージしすぎたから、払い戻しして欲しい」と思って楽天に問い合わせても、払い戻しはしてもらえません。
利用者の都合で楽天Edyに一度チャージしたお金を、再度現金化することは基本的にできません。
チャージしたお金が戻ってくることがあるとしたら、下記のような場合です。
- 未使用のまま破損・電磁的影響その他の事由に破壊された場合
- ICチップの瑕疵・故障などがあった場合
- 楽天Edy側の都合でサービスが終了する場合
- 楽天Edy側から利用資格の取り消しをされた場合
つまり、楽天Edy側の都合によりユーザーが被害を受けた場合を除いて払い戻しはないということですね。そのため、万が一現金が必要になることを考えて、不用意に限度額である50,000円までチャージするのは控えましょう。
楽天Edyは紛失・盗難時の残高補償がない
楽天Edyには、紛失・盗難され不正利用された場合の補償サービスがない点にも注意が必要です。
もし楽天Edyカードや、楽天Edyが利用できるスマホを落としてしまい、第三者に不正利用された場合、損害額はユーザー負担になります。
引用:楽天Edy会員規約より
そのため、万が一楽天Edyを紛失してしまった場合は速やかに利用停止措置や、チャージ不可の状態にしましょう。2012年には楽天Edyが利用できるスマホを落とした男性が、楽天Edyを不正利用され約290万円の損害を被る事件も発生しています。
とくにオートチャージ設定をしているとリスクが高まるので、便利な反面リスクを知っておくことは大切です。
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Androidおサイフケータイの楽天Edyがおすすめ
今回紹介した内容を簡単にまとめると下記のとおりです。
- オートチャージ設定をするとチャージの手間が省ける
- 楽天カードやリクルートカードだとポイントがWで貯まる
- 楽天Edyの種類によって設定方法が違う
- iPhone版の楽天Edyは別売り機械が必要
- 払い戻しや紛失時の補償がないので注意
おすすめはAndroidのおサイフケータイで楽天Edyを利用し、楽天カードでオートチャージをする方法です。残念ながらiPhoneはアプリのみでは利用できず、別売りの機械が必要なので、2020年3月現在ではまだ不便です。
今回紹介したメリット・デメリットを踏まえたうえで楽天Edyのオートチャージを活用してください。
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