楽天カード会員は、カードの利用額をポイントで支払うことができる「ポイントで支払いサービス」というサービスを利用することができます。
楽天カードにはポイントカード機能もあるので、お店のレジで提示するとポイントを使うことができるので、「後からポイント払いにする必要性ある?」と疑問に感じると思います。
しかし、店頭レジでポイント払いするより「ポイントで支払いサービス」を利用した方がお得です!
お得な理由と「ポイントで支払いサービス」の利用方法から利用時の注意点まで詳しく解説します。
楽天カードの支払いにポイントを使う方法
楽天カードは通常であれば月末締め、翌月27日に支払い(銀行口座からの引き落とし)がおこなわれます。
請求額が確定する12日〜20日の間にカード利用分をポイントで充当することができます。
「ポイントで支払いサービス」とは?
楽天カードの利用分をポイントで充当するサービスを「ポイントで支払いサービス」と呼びます。
楽天ポイント1ポイントを1円として、最低50ポイントから利用することができるサービスです。
たとえば楽天カードで下記のようにカードを使ったとか仮定してみます。
- マクドナルドで500円利用
- スーパーで1,500円利用
- 家電量販店で50,000円利用
合計で52,000円のカード利用ですが、カード請求額が確定する前の12日〜20日の間に「ポイントで支払いサービス」を利用すると、一部もしくは全部をポイント払いすることができます。
また、マクドナルドなどではレジで楽天ポイントを利用できますが、マクドナルドでポイントを利用せずともあとからポイント払いにできます。
もらえるポイントは減らない
「マクドナルドのようなポイント払いができる店舗なら、そのまま店頭レジでポイント払いした方が楽なんじゃないの?」という疑問があるとおもいます。
たしかに「ポイントで支払いサービス」は手続きが必要なので、手間を考えるとそのまま店頭レジで楽天ポイントを使った方がいいように思えます。
しかし、「ポイントで支払いサービス」でポイント払いをした場合は、請求額に対してもらえるポイントが変わらないので「ポイントで支払いサービス」での後払いがおすすめです!
ようするに、マクドナルドの店頭などでポイント払いをすると、クレジットカードポイントはもらえずただポイントが減るだけになります。※カード提示ポイントはもらえます
一方で、極端な話ですが楽天カードの支払いに「ポイントで支払いサービス」を使って全額分ポイントで払ったとしても、請求額分に対するポイントはもらえるということです。
簡単でありますが表にまとめると下記のとおりです。
ポイント獲得チャンス | マクドナルドでポイント利用 | 「ポイントで支払いサービス」利用 |
クレジットカードポイント | × | ○ |
カード提示ポイント | ○ | ○ |
そのため楽天ポイント加盟店では、店頭でポイントを利用するよりも「ポイントで支払いサービス」での後払いの方がお得です。
「ポイントで支払いサービス」の利用方法
「ポイントで支払いサービス」の利用方法はとても簡単で、Web上から簡単に手続きができます。
具体的な利用手順は下記のとおりです。
- 楽天e-NAVIにログイン
- 「ポイントで支払いサービス」をクリック
- 利用したいポイント数を入力
- 確認後「申し込む」をクリック
- 支払い設定完了
step1.楽天e-NAVIにログイン
まず、楽天カード会員の会員サイトである楽天e-NAVIにログインします。
step2.「ポイントで支払いサービス」をクリック
ログインすると会員サイトのメニューが表示されるので、「お支払い(ご利用明細)」の項目から「ポイントで支払いサービス」をクリックします。
step3.利用したいポイント数を入力
現在自分が利用できるポイント数が表示されるので、ポイントを入力します。
ポイントを入力したら「確認画面へ進む」をクリックします。
step4.確認後「申し込む」をクリック
入力したポイントをもとに適用後の支払い予定額が表示されるので、確認して「申し込む」をクリックします。
step5.支払い設定完了
以上でカード利用額のポイント後払いが完了です。
1ヶ月内であれば5回まで追加でポイント払いの申し込みをおこなえます。
楽天カードの支払いにポイントを使うときの注意点
楽天カードの支払いにポイントを利用する方法は楽天カード会員であれば誰でも利用することができます。
しかし、「ポイントで支払いサービス」には毎月申し込み期限や利用回数の上限などがあります。
もっとも注意が必要なのは、使えるポイントは通常ポイントのみという点です。
「ポイントで支払いサービス」を利用するときの注意点をまとめて解説します。
申請期限は毎月12日〜20日
まず、「ポイントで支払いサービス」の申し込み期限は毎月12~20日までです。
楽天カードの支払いサイクルは毎月月末締め、翌月27日支払いです。
たとえば4月1日〜4月30日に50,000円のカード利用をしたとすると、支払日(銀行から引き落としがおこなわれる日)は5月27日です。※土日祝日の場合は翌営業日
4月1日〜4月30日の利用分の請求が実際に確定するのは20日前後です。
支払い分が確定すると、そこからリボ払いや分割払い、ポイント払いを含め支払額の変更ができなくなります。
つまり、「ポイントで支払いサービス」の申し込みも支払額が確定する毎月20日前におこなう必要があるということです。
そのため楽天カード公式では、「ポイントで支払いサービス」の申し込み期限は毎月12日〜20日と明記されています。
もし利用したい場合は余裕をもって申し込みをおこないましょう。
申込み回数・上限は会員ランクで変わる
「ポイントで支払いサービス」の申し込み限度回数は毎月5回までです。
5回以内であれば支払いに利用するポイントを追加することができます。
後述していますが、追加はできますがキャンセル(減らす)ことはできないので注意しましょう。
また、1回・ひと月に利用できるポイントの上限は楽天ポイントクラブの会員ランクによって異なります。
ポイント利用上限は下記のとおりです。
会員ランク | 1回の上限 | ひと月の上限 |
ダイヤモンドランク会員 | 50~50万ptまで | 50万ptまで |
ダイヤモンドランク会員以外 | 50~3万ptまで | 10万ptまで |
毎月約670ポイント、5回以上の楽天ポイント獲得を半年続ければダイヤモンドランクになることができます。
しかし、ダイヤモンドランク以外の会員も毎月10万円相当のポイントまでを「ポイントで支払いサービス」で利用できるので、それほど問題ないと思います。
キャッシングの返済や利息返済には使えない
「ポイントで支払いサービス」を使ってポイント払いできる対象は決められています。
- カードショッピングの利用代金
- 包括信用購入あつせんの手数料
- カード年会費
- カード切替手数料
- その他当社所定の費用等
ようするにカードを利用して発生した代金や、その手数料はポイントで支払いができるということです。
一方で、カードキャッシングの融資金および利息はポイント払いできないので注意しましょう。
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠がありますが、ポイントで支払いができるのはショッピング枠のみということです。
なぜかというと、キャッシング枠の利用分をポイントで支払えるようにしてしまうと、間接的にポイントを現金化できるようになってしまうからです。
申込み後のキャンセルはできない
「ポイントで支払いサービス」は一度申し込むとキャンセルできません。
「ポイントで支払いサービス」は毎月12日〜20日の期間内であれば5回まで追加することはできますが、キャンセルすることはできません。
しかし、イレギュラーのパターンとして「楽天カードで購入した商品が不良品でキャンセルした場合」などがあります。
たとえば楽天市場で購入した商品が不良品で、楽天カードの支払いをキャンセルした場合などです。
その場合、申し込んだポイントは翌月のショッピング請求金額の支払いに充当されます。
あくまでもキャンセルはできず、申し込んだ分は消費されるということです。
期間限定ポイントや他社から交換したポイントは使えない
楽天ポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の2種類があります。
「通常ポイント」とはお買い物などで貯まるポイントで、「期間限定ポイント」とはキャンペーンやボーナスで貯まるポイントです。
このうち、「ポイントで支払いサービス」で利用できるのは通常ポイントのみです。
また、通常ポイントにも2種類あって、他社ポイントから交換して獲得した楽天ポイントは「ポイントで支払いサービス」には利用できません。
たとえば三井住友VISAカードで貯まるポイントは楽天ポイントに交換できますが、「ポイントで支払いサービス」には利用できません。
つまり、「ポイントで支払いサービス」で利用できるポイントは、楽天ポイント加盟店や楽天カードで貯めた通常利用時のポイントのみということになります。
表にすると下記のとおりです。
ポイントの種類 | 利用の可否 |
通常ポイント | ○ |
通常ポイント (他社ポイントから交換して獲得) |
× |
期間限定ポイント | × |
つまり「キャンペーンで大量にポイントをゲットしたから、ポイント払いに使おう!」と思っても使えないということです。
申し込みのときには現時点で利用できるポイント数が表示されるので、こまめに確認することをおすすめします。
楽天キャッシュからは支払えない
楽天ペイで利用できる「楽天キャッシュ」も後払いには利用できないので注意しましょう。
楽天キャッシュは、ラクマの売上金やクレジットカード、銀行口座からチャージしてスマホ上で利用できる電子マネーです。
イメージで例えるとSuicaやPASMOのスマホ版のような感じです。
そのため、チャージして利用するという方法での利用になります。
つまり楽天キャッシュにチャージしても、チャージしたお金で楽天カードの支払いに充当することはできないということです。
前述のように「ポイントで支払いサービス」で利用できるのは楽天ポイントの通常ポイントのみです。
お店でポイントを使うよりお得!
「ポイントで支払いサービス」の内容や注意点をまとめると下記のとおりです。
- 会員サイトで簡単に申請できる
- ポイント適用前の支払額がポイント付与の対象になるのでお得
- 申し込み期限は毎月12日〜20日まで
- 利用できるのは通常ポイントのみ
- 他社ポイントから交換した通常ポイントは使えない
- 期間限定ポイントも使えないので注意
「ポイントで支払いサービス」は基本的にお店でポイントを使うよりもお得です。
楽天カードの場合、100円ごとに1ポイントがもらえますし、「ポイントで支払いサービス」を利用してもポイント払い適用前の支払額全額分がポイント付与の対象になります。
期間限定ポイントが使えないのは残念ですが、通常ポイントをお店で使っている方は「ポイントで支払いサービス」でポイントを使うことをおすすめします。
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